施術内容

頭痛

頭痛

頭痛の原因は、大きく分けてふたつあります。

病的な原因のない頭痛「一次性頭痛」と、病気などが原因で起こる頭痛「二次性頭痛」です。
病気などが原因の場合は脳の出血や腫瘍などが考えられますが、
ほとんどの場合は病気が原因ではない頭痛で、次の三つに分けられます。

緊張型頭痛

精神的なストレスや長時間の不良姿勢、目の使い過ぎなどが原因で、
首・肩・頭の周りの筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こると考えられています。
首・肩の周りを温めてあげると緊張や頭痛が和らぎます。

片頭痛

比較的女性に多い頭痛で、脈打つようなズキズキとした痛みが特徴の頭痛です。
生理周期に関連して起こることもあり、女性ホルモンが影響しているのではないかとも考えられています。
雨や台風などの気圧の変化や、疲労、ストレス、不規則な睡眠などもきっかけとなります。
頭の血管が拡張されることが原因として考えられているため、
痛みがある時は血流を良くするような行動や運動を避け、
首の後ろや後頭部、こめかみなどを冷やして安静にすることがおすすめです。

群発頭痛

群発頭痛は男性に多い頭痛で、目の奥が抉られるような、強い痛みが頭の片側に起こるのが特徴です。
体内時計が関係しているのではないかと言われていて、一旦症状が出始めると1~2ヶ月程度続けて、
同じ時間帯に頭痛が起こるのが特徴です。
頭痛は15分から2~3時間程度続きます。
目の奥の血管が拡張し、炎症を起こしているのではないかと考えられていて、
お酒や喫煙を控え、規則正しい生活を心がけることが大切です。

当院では、頭痛の原因のほとんどは身体の歪みからくる首の骨や頭蓋骨の歪みであると考えています。
首の骨や頭蓋骨が歪むと脳が緊張して痛みが出やすくなるため、施術によって身体全体の歪みを整え、
頭の緊張を取り除くことで頭痛の起こりにくい状態をつくっていきます。
慢性的な頭痛にお悩みの方、頭痛薬が手放せない方。
どこへ行っても同じと諦める前に、ぜひ当院へご相談ください。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れ

自律神経とは、自分の意志とは無関係に身体の働きを調整する神経です。
胃・腸といった内臓の働きや、血圧、心拍、体温、発汗などを調整したり、筋肉を緊張・弛緩したりする役割を持っています。
自律神経は、興奮・緊張する時に働く「交感神経」と、リラックスする時に働く「副交感神経」があります。
それぞれが上手く作用することで身体の調子が整い、日常生活を送ることができています。

自律神経が乱れる原因は、生活環境や人間関係、環境の変化などからくるストレス、
天候など様々ですが、
ストレスを感じる状態が続くと自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り替わりが上手くいかなくなり、心身ともに様々な不調が起こります。

自律神経を整えるためには、朝起きたら日光を浴びる、毎日お風呂に浸かる、軽い適度な運動をする、
質の良い睡眠を取る、食生活を見直す、腸を整える、首の周りを温める、
ゆっくり大きく長く呼吸をする、お腹をマッサージする、などが効果的です。
規則正しい生活やリラックスできる環境づくりが大切であると言えます。

当院では、クラニオセイクラル・頭蓋仙骨療法などのオステオパシーの手技を用いて
身体の調整を行なっていきます。

内臓の不調・ぽっこりお腹

 内臓の不調・ぽっこりお腹

内臓の不調は、病的なものを除けば、身体の歪みや不良姿勢、
食生活・自律神経の乱れが原因となっていることがほとんどです。

身体の歪みや不良姿勢が原因の場合

横隔膜が胸郭に圧迫されることで固くなり、内臓が下垂します。
内臓の位置異常や圧迫によって血流が不足すると、内臓の機能低下が起こり、様々な不調の原因となります。

食生活が原因の場合

お酒の飲み過ぎや食べ過ぎ、冷たいものの摂りすぎは内臓に負担をかけ、不調の原因となります。
また、逆に食べる量が少なかったり、食物繊維・水分が不足していたりすることも良くありません。

自律神経の乱れが原因の場合

ストレスなど、様々な原因によって自律神経に乱れが起こると、
内臓が上手く機能しなくなり、身体の不調が起こります。

  • 胃に痛みや膨満感がある
  • 肝臓・脾臓・肋骨の辺りに重さ・痛み・圧迫感がある
  • 腎臓の下垂により腰や背中がだるくなる
  • 腸の下垂により便秘や下痢になりやすくなる
  • 子宮や卵巣の下垂・圧迫によって、生理の周期が乱れたり生理痛が悪化したりする

普通体型なのに下腹だけがぽっこり出ている場合は、お腹に脂肪がついて太っているわけではなく、
不良姿勢やお腹周りの筋肉が衰えていることで内臓が下垂し、
前に飛び出してしまっている状態だと考えられます。
内臓の下垂は、妊娠出産をきっかけに起こることもあります。

対策としては、骨盤や背骨を整えて美しい姿勢を保つこと、内臓の血流を良くして元の位置に戻すこと、
ヨガやドローインによって内臓の位置を整えたり、腹圧を上げたりすることが効果的です。

当院では、血流が悪くなって硬くなっている内臓や、内臓同士を固定している間膜を緩めることで、
内臓の働きを促す調整を行います。
また、不良姿勢が原因であることが多いため、骨盤や背骨の調整を合わせて行い、
腹圧を高めるための運動の指導などを行います。
腹圧を高めてあげることで内臓の働きを高めたり、ぽっこりお腹の解消につながります。

身体・顔の歪み

身体・顔の歪み

身体の歪みや顔の歪みは、日常生活での身体の使い方や、姿勢のクセなどの蓄積で起こります。
デスクワークや運転・勉強などで長時間同じ姿勢でいる、仕事やスポーツなどの繰り返しの動作、足を組む、いつも同じ方向でカバンなどを持つ、子どもを抱っこする、テレビを見る時の向き、頬杖をつく、食事中同じ側で噛む、寝る時の姿勢など。
身体の使い方や姿勢のクセが影響して骨盤や背骨が歪んだり、筋肉のバランスが崩れたり、身体に捻れが起こったりします。

また、身体の歪みと顔の歪みは一見関係なさそうに思われるかもしれませんが、
極端な話をすると、足の歪みから身体全体が歪んだり顔が歪んだりする場合もあります。

身体はひとつのユニットとして働きます。建物の構造のようなものです。
コインタワーなどをイメージするとわかりやすいかもしれません。
構造に一部歪みが生じることにより、全体のバランスを取るために
他の部分が歪んで身体の機能を保とうとします。
身体の歪みが原因で、バランスを保つために首の骨や顔が歪んでくることがあり、
また噛み合わせや噛み癖が原因となり身体が歪んでくることもあります。

当院では、痛みや不調のある患部だけをみるのではなく、
骨盤や背骨、足や膝、股関節、内臓、首や頭蓋骨、顎、筋肉のバランスなど、
全体を調べて原因となる箇所を特定し、そこに働きかけていくことで
正常な機能を取り戻していきます。

姿勢・骨盤の歪み

姿勢・骨盤の歪み

猫背や反り腰などの姿勢、骨盤の歪みが気になる方は多いと思います。
ほとんどの場合は普段の姿勢・身体の使い方が原因です。
悪い座り方が原因となる場合が多いですが、ヒールを履く場合などの歩き方・立ち方も影響します。

身体の前後の筋肉のバランスが悪くなっていることにより、
骨盤背骨の本来の自然なS字カーブが崩れていたり、
重心の偏りにより土台となる骨盤が歪み、その上の背骨が歪んできます。

見た目の悪さもありますが、身体の痛みや不調にも影響しますので、
歪みを調整して正しい姿勢へ近づけていくことが大切です。

当院では、足首や膝・股関節から調整し、土台となる骨盤の歪みや捻れ、背骨を調整していきます。
また、身体の前側を縦に繋いでいる筋膜であるボウストリングを調整していきます。
ボウストリングは身体の前後のバランスを維持することに関係しているので、
結果的に身体全体への治療になります。
姿勢の不良は身体の前後の筋肉のバランスが崩れることから起こりますが、
背中側だけの治療ではなく前側を治療することで治療効果が増大します。

産後の骨盤の歪み

産後の骨盤の歪み

妊娠や出産を機に、ご自身の骨盤の状態について気になられる方は多いと思います。

骨盤は子宮や腸などの内臓を囲む容器の役目をしていますが、
出産をスムーズにするために、産前から少しずつ骨盤周りの筋肉や靭帯が緩んでいきます。
特に出産の際、恥骨結合という部分が緩むことで、赤ちゃんの頭が通るようになります。

筋肉や靭帯が緩むのは、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの作用によるものです。
ですので、普通分娩でも帝王切開でも同じように骨盤周りの筋肉や靭帯は緩みます。

産後はホルモンの分泌が減少することにより自然と妊娠前の状態に戻っていきます。
ですが、リラキシンは産後6ヶ月程度分泌され続けているため、
特に産後の6ヶ月間のケアが重要になります。

妊娠期間中に変化した身体は、産後急激に産前の状態に戻るわけではありません。
その間、慣れない赤ちゃんの抱っこや授乳、家事などが身体に影響し、
骨盤や股関節の痛み、腰痛や身体の不調などの原因となります。

また、骨盤底筋と言われる骨盤の底にあたる部分の筋肉が緩むため、
子宮や卵巣、膀胱、大腸など内臓全体の下垂、ぽっこりお腹、尿もれなどの原因にもなります。

出産前後で骨盤が大きく開いたり歪むのではないかと思われる方がいらっしゃるかと思います。
ですが、産後の骨盤矯正が必ず必要だというわけではありません。
先ほどお伝えした通り、産後に骨盤は自然に元の状態に戻る性質があるためです。

また実際に骨盤自体が粘土細工のように歪んで変形するのではありません。
妊娠中や産後、骨盤の緩みとは別に、日常生活や育児などが影響して、
骨盤や股関節周りの筋肉のバランスが崩れ、
身体全体に対して骨盤が傾いたり捻れが起こってしまうため、骨盤や股関節の位置が正しい位置からズレ、
その結果、見かけ上の骨盤の歪みなどが発生し、骨盤が開いて見えたり、
産前のズボンが履けなくなったりします。

ですので、実際に骨盤が変形しているわけではありません。
ですが、そのままの状態で日常生活を送っていると、正常な身体の働きができなくなるので、
結果的に身体の色々なところに負荷がかかり、痛みや不調を引き起こす原因となります。

当院では、産後の骨盤ケアとして、骨盤や股関節周りの筋肉のバランスや関節の調整を行い、
骨盤の歪みや捻れから来る痛みや不調を取り除いていきます。
また下垂した内臓の調整を合わせて行い、
妊娠前の元の身体の状態に戻していくお手伝いをいたします。
より早く元の状態に近づけるためトレーニングなどの指導も行います。

首・肩・腰の慢性的な痛み

首・肩・腰の慢性的な痛み

長期間にわたって首や肩、腰などの痛みが続き、治療を受けても良くならず、一時的にマシになってもまた痛みや不調を繰り返すという方が多いと思います。
大体が、痛みのある部分の筋肉をほぐす、電気を当てるといった治療だけを行うため、痛みの根本的な原因が解消されていないことで同じ痛みや不調が再発しやすくなっています。

また、日常生活や仕事、スポーツなどで同じ姿勢や繰り返しの動作などが
原因となっていることが多いので、施術を受けて一時的に改善したとしても、
今までと同じ生活を続けていると、ほとんどの場合再発してしまいます。
特に、年に何回もぎっくり腰や寝違えなどを繰り返す人は姿勢や身体の歪み、
背骨や骨盤の歪みなどの身体の歪みを抱えていることがほとんどです。

根本的な原因として考えられる、姿勢や身体の歪み、背骨・骨盤の歪み、
筋肉のバランスの崩れなどを解消しなければ何度も同じ痛みや不調を繰り返してしまいます。

当院では、症状のある部分のみに施術するのではなく、全身を検査することで、
長年の痛みや身体の不調の根本的な原因を見つけ、それを取り除いていきます。

また、施術で根本的な原因を取り除いていくこととは別に、
普段の姿勢の注意点や、身体の使い方、トレーニングなどを指導させていただき、
それを守っていただくことでより早く原因を解消していきます。
どこに行っても同じだと思って諦めず、一度ご相談ください。

オステオパシー

オステオパシー

オステオパシーとは、1874年にアメリカのアンドリュー・テーラー・スティル博士により発表された徒手医学で、自然治癒力を充分に活かして、身体が本来持っている機能性を取り戻し、健康に導くことを目的としています。

・筋肉、骨格の調整
・内臓及び内臓の支持組織(靭帯、間膜等)の調整
・頭蓋骨の調整と脳脊髄液の循環の改善

これらを手技療法によって矯正し、正常に戻すことで、体内に本来備わっている防衛力を回復させ、自然治癒力を存分に働かせることができるようになるのです。

また、人間の身体にはいくつものリズムを持った動きがあります。

・呼吸による肺や肋骨の動き
・心臓の拍動
・脳脊髄液を循環させるための動き
・内臓が持つ固有の動き
・その他(筋肉等)の動き

全ての動きが密接に関連して、身体の恒常性(ホメオスタシス)を保とうとしています。ホメオスタシスこそが自然治癒力を発動させるもとでもあるのです。

当院では、クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)・内臓マニュピレーションなど、オステオパシーの手技を用い、患者様の症状にあわせた最善のテクニックを選択し、施術を行います。